八戸商工会議所

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2024年10月04日(金)周知

青い森しんきんReport 2024年8月版

漁業・水産加工業
・8月の八戸港の水揚げは、数量3,233トン、金額1,408.9百万円で、前年同月比で数量は2.8%増だったものの、金額は33.7減だった。
・8月における数量3,233トンは2015年からの過去10年間で最高の2015年8月の9,655トンの33.5%で上から8番目、金額1,408.9百万円はこの10年間で最高の2016年8月の2,815.0百万円の50.1%となり過去10年間で8番目だった。
・8月時点での年累計の数量39,562トンは前年同月比68.0%増で、この10年間で最高となり、金額6 ,004.8百万円は前年同月比14.2%増で、10年間で5番目だった(最高は2016年8月の8,601.0百万円)。
・イカ釣り:近海スルメイカの水揚げが数量107トン・金額107.5百万円で前年同月比30.5増・27.7%増だったが、船凍ムラサキイカの水揚げは、数量1 ,365トン・金額941.9百万円で前年同月比25.9%減・48.5%減で、イカ釣り全体では、数量1,472トン・金額1,049.4百万円となり、前年同月比で数量は23.5%減、金額45.1%減だった。
・大中型巻き網:三陸巻き網は、全体で数量1,193トン・金額146.0百万円で、前年同月比10.5%増・1.6%増だった。水揚げのほぼ全量が三沢沖から六ケ所沖を漁場とするマサバで数量1,098トン、金額103.0百万円だった。
・トロール:大型トロールの水揚げは、数量418トン・金額151.4百万円で、前年同月比で数量13,833.3増・金額12,774.1%増だった。中型トロールと小型トロールは、ともに水揚げは無かった。

建設業
・八戸建設業協会による官公庁工事の新規受注状況は、県発注の3・3・8白銀市川環状線道路改築(橋梁)工事、青森県太平洋地区(深久保工区)水産環境整備工事、馬淵川総合流域防災工事等の受注があった。市発注は八太郎大橋添架管更生工事、糠塚地区下水道整備工事、八戸北インター第2工業団地管理園路整備等の受注があった。町村発注は、階上町中央体育館改修工事、五戸町産直施設用地造成工事、五戸町町道地区天狗沢線道路改良工事等の受注があった。8月の国発注の工事受注は無く、県・市・町村の新規大型受注があったため、新規受注高合計は前年比56.6%増となった。
・8月の八戸地区建設業者5社民間工事の新規受注状況は、建築は県内事業所改築・県外事業所新築工事、解体工事等の受注があった。土木の工事受注は無し。建築は県内外の受注が多かった事により前年同月比 300.2%増となり、3ヶ月振りに前年実績を大きく上回った。受注残高は、前年同月比106.0%増となり12ヶ月連続前年実績を上回っている。
・7月の住宅着工戸数は、持家が46戸で前年同月の51戸か5戸減。貸家は24戸で前年同月42戸から18戸減、分譲は6戸で前年同月の14戸から8戸減となった。総着工戸数は76戸となり、前年同月の108戸から32戸減となった。建築確認申請件数は、74件で前年同月の64件から10件増となった。年度累計においては前年実績を16件下回っている。

鉄工業
・八戸市内鉄工業者(7社)の鉄骨工事の新規受注は、船舶用金物製作、事務所新築金物工事等合わせて23百万円で、前年同月比93.0%減だった。受注残高は前年同月比76.2%減の420百万円と2ヶ月続けて前年同月比減となった。
・製缶工事の新規受注は、非鉄金属プラントメンテナンス、し尿処理施設ばっ気槽修繕工事、清掃工場各種工事等合わせて33百万円で、前年同月比32.7%減だった。受注残高は702百万円で、前年同月比37.4増と9ヶ月続いて前年同月比増となった。
・鋼板・丸棒・H 形鋼等原料資材の価格については、一部資材において前月比増となったものも見られる、依然として高止まりの状況が続いている。

個人消費
《新型コロナウイルス 》
新型コロナウイルス感染者は、8月の段階では1医療機関当たり、県全体が17.90人、青森地区は18.33人、八戸地区は18.92人と、7月以降増加傾向となっている。
《ガソリン価格・灯油価格・物価》
ガソリン価格・灯油価格のいずれも、ほぼ横ばいの状況。青森県全県では、いずれも全国を下回っているものの、1年前と比べると価格は下がっているが、高い水準にとどまっている。
《電気料金》                                                                                          東北電力の電気料金は、9月分(8月使用分)は、7,765円、また、国の「電気・ガス料金支援」により、家庭用電気料金の平均的なモデル料金の10月分9月使用料金)は7,802円となる予定。同支援制度は8・9月使用分が、電気料金1kWあたり4.0円(低圧電気・税込み、10月使用分は2.5円(同)差し引く特別措置となっている。
《婦人服》
夏物セール開催により、T シャツ、ワンピース、夏服類(カットソーのワンピース・麻のシャツやパンツ)の他、旅行用のアクセサリー・バック・サンダルが好調だった。後半は気温が下がり始めたこともあり、秋物のロングジャケット、ロングスカート、ダウンジャケットも好調だった。
《紳士服》
例年、7月8月はスーツの売れ行きが大きく落ちるが、今年の8月はネット予約からのオーダースーツ・フォーマルスーツの販売が伸張。また、各種割引を利用したブランドスーツも好評で、7月のオーダースーツ販売の伸び悩み分もカバーできた。例年の8月と違いTシャツ・ポロシャツ・カジュアルの動きが鈍かった。
《靴》
イトーヨーカドー閉店セールの影響により、来店客数が前年を大きく上回り売上好調。メンズはスパットシューズ、コロンビア防水スニーカー(足元をドライに保ち蒸れを逃し通気性が良い)が大きく伸張。レディースはニューバランススニーカーが好調な売れ行き。メンズ・レディース共に夏物サンダルの売上が伸びず苦戦。キッズは、低価格の運動靴が良く売れた。
《市内大型小売店(4 店)》
8月は、全般的に気温が平年を上回る日が多く、アパレルの売上は好調だった。八戸三社大祭、お盆帰省があり食料品(お土産等)・食堂喫茶の売上が盛況。8月の大型小売店の売上は、イトーヨーカドー閉店セールの影響もあり売上を大きく伸ばし前年同月比15.8%増となった。また、一昨年8月は新型コロナウイルスの感染者増加の動きがあり個人消費の落ち込みが見られたこともあり、前々年同月比は20.5%増と3ヶ月連続して増加となった。
《新車登録台数》
普通乗用車の新車登録台数は、普通乗用車が前年同月比5.1%増の166台と前年同月比増、小型乗用車も169台で前年同月比1.2%増と3ヶ月連続で増加となった。普通乗用車と小型乗用車を合わせた乗用車全体では前年同月比3.1%増の335台と4ヶ月続けての増加となった。軽自動車は190台と、前年同月比10.8%減となった。

倒産

             8月    前年同月   年度累計   前年同期 
  件  数      0     0     8        1 
  金  額      0     0    581      21 
 平均負債額   ―       ―   72.6      21.0

                                                                                     (単位:件、百万円)
 

雇用

      新 規  前年同月比  月間有効  前年同月比
  求 職 者 数   885      △6.8   4,967     3.1
  求   人   数  2,311      △7.6   6,861      △7.3
  求 人 倍 率    2.61     (2.63)       1.38    (1.54)
  就 職 件 数     336     △15.8     ー      ー

                                     (単位:人、%、倍)