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2005年7月LOBO調査結果

業況DIは2か月ぶりに改善/景況の先行き不透明感続く


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲33.2)よりマイナス幅が0.8ポイント縮小して▲32.4となり二カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況DIは、小売を除く四業種でマイナス幅が縮小したため、全産業合計の業況DIのマイナス幅も縮小した。業況好調、売上増加という声の一方、依然として公共事業の縮小や消費の低迷、原油・素材価格の高騰などによる景況の停滞感、先行き不透明感を訴える声が寄せられている。


景気キーワード


【回復への動き】 各業種から、業況は好調との声が寄せられている。「公共工事、住宅建設が増加している」(長野・一般工事)、「少しずつではあるが、生麺の売上高が増加傾向にあり、特に地元で製造された原料を使った製品の売上高が増えつつある」(盛岡・他の食料品製造)、「夏物のクリアランスセールと中元ギフトの好調により、七月も売上高が前年同月を上回る見込み」(水戸・百貨店)、「七月に実施したバーゲンが女性用衣料品を中心に好調で、売上高が前年同月を上回っている」(下関・商店街)
【悪化への懸念】 各業種から、引き続き業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「国内需要の低迷と海外からの安価な製品の流入などから、依然、厳しい状況が続いている」(静岡・家具製造)、「当面の仕事量は確保したものの、採算が取れない仕事もあり状況は非常に厳しい」(尾道・船舶製造修理)、「セールでは前年実績を確保できても、その前後での落ち込みが大きく、全体としては前年実績の確保が難しい状況にある」(鹿児島・百貨店)

ブロック別概況


【北海道】
旅館からは、台湾をはじめとする海外からの観光客の出足が好調であるとの声。【東北】セメント製品製造業からは、官公需が不振なため、取引高は前年比対二〇%減となっているとの声。【北陸信越】電子部品製造業からは、デジタルカメラ、プラズマテレビ、DVD関連が緩やかな増加を続けており、設備投資を実施しているとの声。【関東】一般工事からは、学校や公共建築物の耐震工事がピークを迎えているとの声。【東海】プラスチック製造業からは、原材料価格の高騰分を販売価格へ転嫁する動きが段階的に浸透しつつあるとの声。【近畿】百貨店からは、雇用や所得環境の改善を受け、ファッション関連商品を中心に売上は好調に推移しているとの声。【中国】船舶修理・製造業からは、当面の仕事量は確保しているが、採算が合わない仕事もあり、業況は厳しいとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、受注、操業状況は順調だが、相変わらず原材料価格の高騰分を販売価格へ転嫁できないとの声。【九州】鉄素形材製造業からは、仕入単価は高値安定傾向にあるとの声。

[八戸商工ニュース2005.08.20号掲載]