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2007年LOBO調査結果

22か月ぶりマイナス30台/拡がる天災天候不順の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲二九・五)よりマイナス幅が三・三ポイント拡大して▲三二・八となり、二カ月連続でマイナス幅が拡大した。マイナス三〇台は二十二カ月ぶり。
 産業別の業況DIは、建設でマイナス幅が縮小したものの、他の四業種で拡大した。


景気キーワード


【悪化への懸念】
「前年同月に比べ、売上が一五%減少。先行きにも好転の兆しは見られない」(大府・工業用プラスチック製造)、「依然として景気回復感はない」(帯広・各種商品卸売)、「来店客数、売上ともに減少。先行きに期待が持てない」(銚子・商店街)、「来店客数が減少している。業況は厳しい」(境港・食堂・レストラン)。

【仕入コスト上昇】「公共工事の減少や原材料価格の高止まり等により経営状態が悪化」(水沢・一般工事)、「安定した受注を確保しているが、原材料価格の高止まりによる仕入コストの増加により収益面では厳しい状況にある」(新居浜、一般産業用機械製造)、「調味料の仕入単価が上昇。販売価格を容易に引き上げることができず、採算の確保が難しい」(士別・その他の小売)、「軽油価格の高騰が運送会社にとって深刻な問題となっている。業界を取り巻く環境は厳しい」(静岡・運送業)。

【天災天候不順による影響】「中越沖地震による自動車部品メーカーの被災に伴い、一部の受注に影響が出た」(島田・自動車・附属品製造)、「中越沖地震の影響により、過去最長の生産停止状態となった」(稲沢・その他の輸送用機器製造)、「台風や長雨などの影響により、夏物衣料品の売行きが悪い」(柏・その他の小売)、「台風・地震・天候不順などによる、消費者の購買意欲が低下している」(金沢・商店街)。

ブロック別概況


【北海道】旅館からは、業界全体の低価格競争により、稼動率は高いが売上アップにつながっていないのが現状との声。【東北】商店街からは、市内中心部の商店街、物販店が以前の三分の一以下に減少との声。【北陸信越】建築工事業からは、元請・下請ともに赤字覚悟でないと受注できない。このような状況が続けば、倒産が益々増え続けると予想されるとの声。【関東】自動車・附属品業からは、得意先からのコストダウン要請と原材料の上昇が収支を圧迫し厳しい状況との声。【東海】プラスチック業からは、燃料費、原材料費の高騰により生産コストが大幅に上昇し、生産は増加しても収益が減少するという状況との声。【近畿】理容業からは、業者の中に、明らかに副業をしている者が増えたとの声。【中国】一般工事業からは、相変わらず低価格の受注が続いているが、八月から入札制度が変更になるため低価格受注に更に拍車がかかる見込みとの声。【四国】一般飲食店からは、梅雨明けの遅れにより、売上が激減との声。【九州】建築材料卸売業からは、梅雨時期の影響で出荷が減少。住宅着工戸数も素材価格高騰の影響で減少傾向との声。

[八戸商工ニュース2007.08.20号掲載]