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2007年LOBO調査結果

業況DIは2か月連続改善/拡がる金利引上げの影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲27.8)よりマイナス幅が1.8ポイント縮小して▲26.0となり、二カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、建設、製造、卸売でマイナス幅が拡大したものの、他の二業種で縮小した。

景気キーワード


【景況一進一退】
「三月も前年同月の売上を越えており、四月もこの流れは変わらないと思う」(土佐清水・食堂・レストラン)、「楽器業界では、大手企業の業況は堅調に推移しているものの、中小企業は低迷の域から脱していない」(浜松・楽器製造)、「大手スーパーは問屋を通さずに生産者から商品を直接仕入れるため、卸売業の市場規模が縮小している」(茨木・農畜産水産物卸売)。

【仕入コスト上昇】原材料価格の高騰による仕入コストの上昇を訴える声が寄せられている。「原材料価格が再び高騰しているが販売価格に転嫁できる状況ではなく、収益が悪化している」(名古屋・非鉄素形材製造)、「ガスや石膏などの仕入コストが上昇しており、当業界の厳しい業況に追い打ちをかけている」(伊万里・陶磁器・同関連製造)、「売上が増加したものの、仕入コストも上昇したため、採算は好転していない」(廿日市・商店街)、「個人消費の動向が横ばいであるのに加え、燃料の調達コストが上昇している」(松山・旅館)。

【日銀利上げ後の影響】日銀利上げ後の企業経営、個人消費への影響に関する声も聞かれている。「住宅ローン金利上昇の影響による受注減少、自社の借入金利上昇が懸念材料」(川崎・一般工事)、「事業者の借入金利引き上げの影響を受け、納品先からコストダウン要請が来ている」(直方・鉄素形材製造)、「間接金融中心の中小企業にとっては、借入金利の引き上げが行われると経営が厳しくなる」(唐津・百貨店)。

ブロック別概況

【北海道】水産食料品製造業からは、加工食品の受注量が落ち込み、好転の兆しはないとの声。【東北】建築工事業からは、受注件数は若干増加したが、単価の下落で採算が取れないとの声。【北陸信越】旅館業からは、チェーンホテルの進出が止まらず、地元のホテルや旅館は大変厳しい状況との声。【関東】百貨店からは、オケージョン需要(卒業・転勤・ブライダル・入学等)の動きが良く、衣料品を中心に売上は好調に推移しているとの声。【東海】ソフトウェアからは、受注は増加しているが、業況は依然として厳しい。先行きも不透明との声。【近畿】喫茶店からは、値上がり傾向にあった包装容器の価格が安定してきたとの声。【中国】食堂・レストランからは、業況は落ち着いているとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、業況は順調に推移しているが、受注単価の下落や原材料価格の高止まり等により収益は依然として厳しいとの声。【九州】船舶製造・修理業からは、受注は確保できており、繁忙を極めているとの声。

[八戸商工ニュース2007.04.20号掲載]