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2007年LOBO調査結果

業況DIは3か月連続改善/続く原材料価格の上昇


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲26.0)よりマイナス幅が0.7ポイント縮小して▲25.3となり、三カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、製造、卸売、サービスでマイナス幅が拡大したものの、他の二業種で縮小した。

景気キーワード


【景況一進一退】「業況は、総じて順調に推移している。安定した引き合いがあり、先行きも明るい見通し」(新居浜・一般産業用機械製造)、「衣料品や住居関連商品の売上が徐々に回復している」(大川・その他の小売)、「公共工事の減少が続いており、建設業界では厳しい状況が続いている」(甲府・一般工事)、「衣料品の売上が伸びず、経営状態はよくない。先行き見通しも厳しい」(帯広・商店街)。

【仕入コスト上昇】原材料価格の高騰による仕入コストの上昇を訴える声が寄せられている。「落ち着いていた銅価格が再び高騰。見積書の提出には最新の注意が必要」(新発田・電気工事)、「アルミ、真鍮の価格が上昇している」(さいたま・金属加工機械製造)、「自動車関連を中心とする受注量は順調だが、受注先からのコストダウン要請と一部の原材料不足による価格の上昇が止まらない」(高崎・自動車・付属品製造)、「軽油価格が上昇傾向で、採算を悪化させている」(石岡・その他サービス)。

【日銀利上げ後の影響】日銀利上げ後の企業経営、個人消費への影響に関する声も聞かれている。「地元銀行が貸出金利引き上げの意向を示している」(函館・一般産業用機械製造)、「借入金利の上昇で、今後採算が悪化する恐れがある」(渋川・商店街)、「若干ではあるが、支払利息が上昇傾向にある」(四日市・百貨店)、「住宅ローン金利引き上げ等で消費者の心理的な消費控えが懸念される」(柏崎・すし店)。

ブロック別概況

【北海道】百貨店からは、労働法制の改正の動向や、パート社員を含む従業員の確保が困難になるなど労働問題が課題との声。【東北】金属加工業からは、大企業と取引している企業は売上増との声。【北陸信越】建築工事業からは、大企業の安値受注で下請業者へのしわ寄せがきているとの声。【関東】一般産業用機械業からは、仕入れ値の上昇分を販売価格に転嫁するのが難しい状況にあるとの声。【東海】その他の小売業からは、とにかく人員不足との声。【近畿】船舶製造・修理業からは、仕事量は確保されているが、単価が厳しくこの状況が続くものと思われるとの声。【中国】一般工事業からは、総じて収益状況、資金繰りとも悪化。先行きは不透明との声。【四国】紙製造業からは、原材料の値上がりに伴い、商品の値上げをする動きが以前からあるが、大手企業が値上げしないと中小企業は難しいとの声。【九州】産業用電気機械業からは、素材メーカーより値上げの要請があり、今後の採算の悪化が気になるとの声。

[八戸商工ニュース2007.05.20号掲載]