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2007年LOBO調査結果

業況DIは5か月ぶり悪化/拡がる金利負担増の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲二五・一)よりマイナス幅が四・四ポイント拡大して▲二九・五となり、五カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。
 産業別の業況DIは、全ての業種でマイナス幅が拡大した。

景気キーワード


【悪化への懸念】「収益、資金繰りともに悪化し、業況は非常に厳しい」(米子・一般工事)「公共工事が減少し、受注を確保できない。民間工事も請負単価が下落している。業界を取り巻く環境は一段と悪化するだろう」(金沢・建築工事)、「引き合いはあるものの、受注につながらない。先行きに不安を感じる」(熊本・その他の製造)、「中小企業は相変わらず厳しい状況が続いている」(鎌倉・その他の卸売)、「消費者の購買意欲が減退している」(伊那・商店街)、「業績が伸びない」(福岡・スポーツ施設)

【仕入コスト上昇】
「鋳物原材料の値上がりの影響が今後も続くと思われる」(桑名・鉄素形材製造)、「ステンレスの価格が上昇している」(秋田・一般産業用機械製造)、「六月から、油、大豆や基本調味料などの値上げが相次ぐ」(上田・その他の小売)、「石油製品や樹脂関係製品の価格が上昇。売上が伸びない中、仕入価格ばかりが上昇している」(深谷・商店街)、「食用油やマヨネーズの価格が上昇している」(札幌・百貨店)。

【金利負担の増加】「顧客の住宅ローン金利の上昇が気がかり」(唐津・建築工事)、「設備投資は順調に進んでいるが、金利上昇に伴う負担の増加が懸念材料」(さいたま・金属加工機械製造)、「市場金利連動の短期借入れはすでに次回の利上げを織り込み始めており、金利負担は厳しさを増している」(新潟・水産食料品製造)、「利上げにより、企業の金利負担が増加。一方、預貯金金利の上昇による消費者の購買意欲向上は感じられない」(盛岡・百貨店)

ブロック別概況


【北海道】
百貨店からは、競合の激しさで売上面は伸び悩み、原油高、金利高の懸念材料も抱えるとの声。【東北】一般飲食店からは、原材料費の値上げに対し売価は据え置きのため厳しい状況との声。【北陸信越】金属加工機械業からは、短納期のため、残業等により納期を間に合わせているため採算は合わず、材料の値上げ等もあり厳しい状況との声。【関東】一般工事業からは、従業員は不足しているが、経費を抑制するため新規雇用できないとの声。【東海】旅館からは、業況は昨年より好転したが、従業員の増加までは至っていないとの声。【近畿】衣服・日用品卸売業からは、売上の低迷が続いているが、少しずつ減少幅が小さくなってきたとの声。【中国】食堂・レストランからは、状況は益々悪化し、閉店・廃業が増加しているとの声。【四国】商店街からは、小売業は、廃業・倒産が相次いでいるとの声。【九州】一般飲食店からは、中国産野菜・表示偽装食品などによる消費者の不安が飲食店離れを引き起こしているとの声。

[八戸商工ニュース2007.07.20号掲載]