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2006年9LOBO調査結果

業況DIは3か月ぶりに悪化/依然続く原油価格高騰


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲22.9)よりマイナス幅が4.1ポイント拡大して▲27.0となり、三カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。

景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好調、売上増加、消費好調、先行き期待という声が寄せられている。「増改築需要が増加している」(唐津・建築工事)、「依然として顧客の設備投資は活発で一部の会員企業では人材不足感も出ており、今後も業況は堅調に推移すると考えている」(相模原・金属加工機械製造)、「九月前半は昨年に比べ気温が低下した影響で、秋物衣料の出荷が好調」(福井・繊維品卸売)、「来店者の購買意欲がわずかながら盛り返してきたと感じており、先行きに期待したい」(京都・商店街)、「近隣で工事が続いており、工事関係者の宿泊で業況は堅調な推移を示している」(防府・旅館)

【悪化への懸念】一方で、各業種から引き続き業況低迷や先行き不透明感を訴える声も寄せられている。「北海道の建設業は公共工事の減少により一段と厳しい状況に追い込まれている」(札幌・一般工事)、「原油価格高騰による仕入コスト上昇や借入金利上昇の影響を受けて、資金繰りが悪化している」(福山・製材木製品製造)、「いまだに景気回復の兆しが感じられず、先行き不透明感も強い」(焼津・農畜産水産物卸売)、「新聞では景気回復と報道されているが、地方では企業、個人ともに景気が回復しているとは思えない」(美濃加茂・商店街)、「建設関係の企業からの受注が減少傾向にある」(西条・自動車整備)

ブロック別概況


【北海道】食堂・レストランからは、全体的にお金の流れが良くなってきているように感じるとの声。【東北】その他の食料品製造業からは、原油価格高騰による仕入価格の上昇が懸念されるとの声。【北陸信越】工業用プラスチック製造業からは、自動車、産業機械は好調。電気製品は上下幅が大きいとの声。【関東】自動車・附属品製造業からは、工作機械、自動車用鋳物部品の受注が好調。しかし採算は好転しないとの声。【東海】管工事業からは、官需、民需とも工事量は多少の増加が予想されるものの、受注価格の上昇は見込めないとの声。【近畿】商店街からは、休日にもかかわらず来客が少なく寂しい状況であるとの声。【中国】水産食料品製造業からは、漁獲量の減少、魚価や原油価格の上昇により売上が悪化したとの声。【四国】紙製造業からは、パルプなどの製紙原料価格や燃料費が上昇しており、業況は厳しいとの声。【九州】印刷業からは、原油価格の高騰に伴い、インキ、アルミ版、フィルム、紙が相次いで値上げされ、印刷産業は厳しい状況との声。

[八戸商工ニュース2006.10.20号掲載]