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2008年3LOBO調査結果

業況は引き続き厳しい状況/拡がる急激な円高への不安


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、大幅に悪化した一月(▲四七・九)以降、ほぼ横ばいで、今月も▲四六・九と厳しい水準となった。

景気キーワード


更なる悪化への懸念】「鉄、金属、アルミなどの資源価格の高騰から、建設・資材製品が再値上げされ、新たなコスト負担を懸念」(静岡・一般工事業)、「四月以降も仕入価格の高騰が予想され、採算が悪化する見込み」(横須賀・土木工事業)、「小麦の値上げに加え、今後もパン、カップ麺類等の再値上げが予定されており、売上の悪化を懸念」(新井・百貨店)、「食料品の値上げが続いており、来客数・売上の更なる減少が見込まれ厳しい状況」(桐生・その他の小売業)
【仕入コストの上昇】
「原材料、燃料などの諸経費が増加傾向にあり、採算の悪化を懸念」(宇都宮・パン・菓子製造業)、「急な材料価格の値上がりに対し、売上は減少が続き、厳しい状況」(加茂・金属加工機械製造業)「売上は多少増加するも、仕入価格の上昇により採算は悪化」(廿日市・商店街)、「期末に向け売上は増加傾向だが、納品価格等の上昇により採算面は悪化」(名古屋・ソフトウェア)
【急激な円高に対する不安】 「輸出関連企業を得意先とするため、先行きに大きな不安を感じる」(上田・ソフトウェア業)、「急激な円高の影響による、外国人観光客の減少を懸念」(京都・旅館)、「急速な円高が収益減少の要因となっている」(金沢・金属製品製造業)、「円高による企業経営への悪影響を懸念」(相模原・金属加工機械業)

ブロック別概況


【北海道】水産食料品製造業からは、輸入原料の価格が高騰しており、採算が悪化した商品の製造取り止めも発生との声。【東北】理容業からは、低料金店の進出による競争激化の影響で売上が悪化し、閉店数が増加、一方、百貨店からは、気温上昇の影響で春物衣料を中心に動きが良く、売上は対前年比で増加との声。【北陸信越】金属製品製造業からは、輸出企業にとって、急速な円高が収益減少の要因となっているとの声。【関東】食料・飲料卸売業からは、小麦粉関連商品の大幅な値上げに加え、四月からは醤油の値上げが予定されるなど、今後の更なる採算の悪化を懸念との声。【東海】食堂・レストランからは、光熱費や仕入価格の上昇分を販売価格に転嫁できず、採算面で厳しい状況との声。【近畿】百貨店からは、天候に恵まれ、春物衣料の売上が好調との声。【中国】建築工事業からは、公共工事・民間工事とも受注量が減少しており、厳しい状況との声。【四国】その他の小売業からは、中国製冷凍食品問題の影響で、前月に続き冷凍食品の売上が減少との声。【九州】旅館からは、新規参入業者の増加により競争が激化し、売上が減少との声。

[八戸商工ニュース2008.04.20号掲載]