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2007年LOBO調査結果

業況DIはマイナス幅が拡大/拡がる暖冬の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲二五・二)よりマイナス幅が二・八ポイント拡大して▲二八・〇となり、二カ月連続でマイナス幅が拡大した。
 産業別の業況DIは、全業種でマイナス幅が拡大した。

景気キーワード


【回復への動き】
 各業種から、業況好調、売上増加など先行き期待という声が寄せられている。
「昨年は豪雪で本業の管工事を中断せざるを得なくなり売上がなかったが、今年は暖冬で雪がなく作業が順調に進み売上が伸びている」(秋田・管工事)、「依然として高水準で安定した操業が続いており、心配していた豪雪による物流網への影響もなく、一層安定感を増している」(松任・金属加工機械製造)、「年初を筆頭に今月は売上・来店者数ともに好調に推移している」(甲府・百貨店)、「今後、冬物や防寒着のバーゲンで売上は増加するのではないか」(観音寺・商店街)、「年が明けてから来店者数が増えており、顧客の来店頻度が高くなっている感がある」(各務原・理容)

【悪化への懸念】
 一方で、各業種から引き続き公共工事や来店者数の減少を訴える声も寄せられている。「公共工事減少と競争激化、仕入コスト上昇で、建設業界は大変厳しい環境に置かれており、今後、中小企業を中心に廃業が発生する可能性が高い」(静岡・一般工事)、「売上について、数は確保できていてもコストの増加が続き採算が低迷しており、業況は依然として厳しい」(半田・織物製造)、「売上高は前年同月比で僅かに増加したが、先行きは楽観できない」(土佐清水・食料・飲料卸売)、「各店が新年大売出しを実施するも、来店者数は少なく売上も伸びなかった」(士別・商店街)

ブロック別概況


【北海道】
各種商品卸売業からは、衣料、履物などの冬物商品が低調との声。【東北】百貨店からは、前月に比べ衣料品の動きが良化している。お歳暮などギフト商品の売上は前年を上回ったとの声。【北陸信越】建築工事業からは、景気は回復したと言われているが、建設業は一向に良くならない。銀行等の貸出金利が上昇傾向で負担が増加しているとの声。【関東】楽器製造業からは、海外に輸出している大手企業は順調だが、国内販売を主とした企業は苦戦しているとの声。【東海】自動車・附属品製造業からは、人手不足が深刻であるとの声。【近畿】喫茶店からは、値上がり傾向にあった包装容器の価格が安定してきたとの声。【中国】農畜産水産物卸売業からは、漁獲量は昨年並みで推移しているが、魚価が上昇しているとの声。【四国】土木工事業からは、小規模な受注は件数こそ多くあるものの、設備投資や人員増強にまでは至らないとの声。【九州】その他一般飲食店からは、郊外に大手飲食チェーン店が進出してきたことにより、苦戦を強いられているとの声。

[八戸商工ニュース2007.2.20号掲載]