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2007年LOBO調査結果

業況DIは3か月ぶり改善/拡がる猛暑の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲三二・八)よりマイナス幅が〇・八ポイント縮小して▲三二・〇となり、三カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、建設、卸売でマイナス幅が拡大したものの、他の三業種で縮小した。


景気キーワード


【悪化への懸念】「公共工事の発注件数が少ない。民間工事の動きも鈍くなっている。売上、収益とも改善せず、業況に明るさは見られない」(米子・一般工事)、「荷動きは相変わらず悪く、資金繰りが厳しい状況。秋の需要を期待しているが、先行きは不透明」(水俣・製材木製品製造)、「相変わらず厳しい状況が続いている。催事を行っても売上につながらない」(米沢・織物製造)、「来店客数が減少した」(士別・各種商品卸売)。

【仕入コスト上昇】「売上は前年並みだが、原油価格の高騰により仕入単価やガソリン価格が上昇し、業況は厳しい」(因島・一般工事)、「原油や鋼材の価格が上昇し、仕入コストが増加している。採算面で厳しい状況が続いている」(赤穂・金属加工機械製造)、「原材料価格が高騰しているため、メーカーからの値上げ要請が続いている。しかし、販売価格への転嫁が困難なため、収益が悪化している」(瀬戸・家具・建具等卸売)、「油製品や小麦粉の仕入単価が上昇し、採算が悪化している」(銚子・その他の小売)。

【猛暑の影響】「猛暑の影響で、水着、浴衣など夏物商品が好調である」(千葉・百貨店)、「猛暑の影響で飲料水の輸送が増加」(石岡・その他サービス)、「猛暑続きでビアガーデンが好調である」(京都・旅館)、「猛暑の影響か、商店街を訪れる人の数が少なく、夏物衣料品の動きが低調」(豊橋・商店街)、「夏物商品の処分期を終え、秋物商品の展開時期を迎えたが、連日の猛暑により売上が低迷している」(宇都宮・百貨店)。

ブロック別概況


【北海道】百貨店からは、原油高や競合の激化により、消費の先行きは不透明との声。【東北】管工業からは、住宅着工件数が前年割れの状態が数カ月続くなど低迷しているとの声。【北陸信越】旅館からは、新潟県中越沖地震の風評被害によるキャンセルと海水浴客の減少で売上が悪化との声。【関東】自動車・附属品からは、部品の受注は、引き続き好調に推移しているとの声。【東海】他の窯業・土石業からは、出荷は多いが、原材料費の高騰によるコスト増で収益が減少しているとの声。【近畿】船舶製造業からは、受注は安定しているが、依然として収益状況は厳しいとの声。【中国】食料・飲料卸売業からは、猛暑の影響で、夏物の季節商品の売上が前年より伸びているとの声。【四国】商店街からは、大型店のオープンにより、既存店との競争激化で今後は厳しくなる見込みとの声。【九州】スポーツ施設からは、前年同月とほとんど変わらず、消費意欲は弱いとの声。

[八戸商工ニュース2007.09.20号掲載]