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2007年12LOBO調査結果

深刻化する原油価格高騰/4年ぶりにマイナス40台へ


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲三六・一)よりマイナス幅が四・七ポイント拡大して▲四〇・八となり、四カ月連続で拡大した。マイナス四〇台は五一カ月ぶり。産業別の業況DIは、卸売がほぼ横ばいであったものの、他の四業種でマイナス幅が拡大した。

景気キーワード


【悪化への懸念】「原油価格の高騰に伴う燃料費、石油製品の値上がりの影響が大きく、相変わらず厳しい状況が続く見込み」(札幌・一般工事業)、「受注量、売上は上昇している一方、採算の悪化は今後も続く見込み」(西尾・鉄素形材製造業)、「食品関連商品の値上げが予定されており、業況の悪化を懸念」(倉吉・農畜産水産物卸売業)、「生活用品の相次ぐ値上げにより、年末年始の売上の減少を懸念」(伊万里・商店街)、「原材料価格の上昇が営業利益を圧迫、今後、更なる悪影響を懸念」(帯広・食堂・レストラン)

【仕入コスト上昇】「原油価格の更なる値上げにより、採算が悪化。他の資材価格の値上がりが今後の懸念材料」(帯広・一般工事業)、「原材料、包装資材価格の高騰が収益を圧迫」(新潟・水産食料品製造業)、「原材料価格の上昇に対し、製品価格への転嫁は難しく、採算が悪化」(水戸・パン・菓子製造業)、「原油価格に加え、食料品の価格も上昇するなど、経費が増加」(士別・その他の小売業)、「食料品や灯油の値上げが、採算の悪化に影響」(士別・旅館)

【消費意欲の低下】「原油価格の高騰に伴う各商品の値上げにより、個人消費が低迷」(柏・その他の小売業)、「ガソリン価格の上昇など、消費意欲を低下させる要因が続き、売上の減少への影響を懸念」(静岡・商店街)、「ガソリン・生活用品価格の上昇の影響により、来客数・売上が減少」(大府・理容業)、「忘年会・新年会の予約が減少するなど、厳しい状況」(境港・食堂・レストラン)

ブロック別概況


【北海道】
各種商品卸売業からは、年末の売上の増加は期待できる見込みとの声。【東北】一般工事業からは、建築基準法改正の影響により、住宅着工件数が大幅に減少し、採算が悪化との声。【北陸信越】その他の小売業からは、大型店の進出の影響により、売上が減少との声。【関東】商店街からは、飲食店の年末年始の予約が減少するなど、売上の増加は厳しい見込みとの声。【東海】家具・建具等卸売業からは、メーカーからの仕入価格の値上げが続く一方、納品価格は変更できず収益が悪化との声。【近畿】旅館からは、当初の予想より来客数が少なく、年末年始の売上も厳しい見込みとの声。【中国】食堂・レストランからは、昨年に比べ、忘年会・新年会の予約が減少するなど、厳しい状況との声。【四国】一般産業用機械業からは、OA機器への設備投資は好調との声。【九州】産業用電気機械業からは、造船・自動車・製鉄関連は、好況が続く見込みとの声。

[八戸商工ニュース2008.01.20号掲載]