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2007年LOBO調査結果

業況DIは4か月連続改善/続く仕入コストの上昇


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲二五・三)よりマイナス幅が〇・二ポイント縮小して▲二五・一となり、四カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、建設、製造、小売でマイナス幅が拡大したものの、他の二業種で縮小した。


景気キーワード


【回復への動き】「業況は安定している。原材料価格が上昇傾向にあるなど不安材料はあるが、受注も堅調に推移している」(館山・金属加工機械製造)、「受注は先月に引き続き好調に推移している。資金繰りも改善傾向にある」(静岡・自動車付属品製造)、「売上の増加が見込まれる」(帯広・各種商品卸売)、「美術品や呉服などの売上が好調だった」(金沢・百貨店)、「業況が回復傾向にある中、従業員の確保が困難になってきている」(京都・旅館)。

【仕入コストの上昇】「原油価格の高騰により、仕入コストや配送コストが増加し、収益が悪化している。特に、鋼材、ステンレス、プラスチックを含む建設資材の仕入単価が上昇している」(静岡・一般工事)、「紙の仕入価格が上昇し、業界を取り巻く環境は依然として厳しい」(千葉・印刷業)、「ガソリン、ステンレス、アルミニウム、メッキ等の価格が上昇している」(水戸・金属加工機械製造)、「燃料費の値上がりが懸念される」(松山・旅館)。

【販売価格の低迷】「仕入単価の上昇に加え、販売単価が低迷しており、苦しい経営状況が続いている」(金沢・建築工事)「原材料価格が徐々に値上がりしている一方、販売価格への転嫁が困難なため、採算への悪影響が出始めている」(千葉・一般産業用機械製造)、「仕入価格が高くても販売価格に転嫁することができないため業況は厳しい」(銚子・商店街)。

ブロック別概況


【北海道】
一般工事業からは、公共事業、民間事業とも依然増加が見込めず、経営環境の厳しい状況が続いているとの声。【東北】建築工事業からは、収益が低下しており、資金繰りが悪化しているとの声。【北陸信越】食堂・レストランからは、ゴールデンウィーク後の落ち込みは例年の事だが、今年は回復が遅いとの声。【関東】その他化学工業からは、運転資金の調達はさほど影響が出ていないが、老朽化等に伴う設備投資は金利引き上げの影響が今後予想されるとの声。【東海】百貨店からは、景気が良くなった実感がなく、既存店のリニューアルや設備投資ができず、客離れが加速しているとの声。【近畿】農畜産水産物卸業からは、大手商社系列企業の進出で、中卸の取扱量は急激ではないが着実に減少しているとの声。【中国】旅館からは、設備などの老朽化が進むも、修理などの資金が不足気味との声。【四国】建設建築用金属業からは、一部鋼材について品薄感が続いているとの声。【九州】商店街からは、景気は一時期に比べ下げ止まりの様相もあるが、来店客数が増加しない限り業績の好転は見込めず、苦戦が続くと思われるとの声。

[八戸商工ニュース2007.06.20号掲載]