・↓月別結果へ

-2008年-
1月/2月/3月

-2007年-
1月/2月/3月/4月/
5月/6月/7月/8月/
9月/10月/11月/12月

-2006年-
1月/2月/3月/4月/
5月/6月/7月/8月/
9月/10月/11月/12月

-2005年-
7月/8月/9月/10月/
11月/12月









・LOBOトップへ

・会議所ホームへ
2006年LOBO調査結果

仕入コスト上昇が不安要因/業況DIは2か月ぶりに改善


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲26.9)よりマイナス幅が0.3ポイント縮小して▲26.6となり二カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況DIは、製造、小売でマイナス幅が拡大したものの、他の三業種で縮小し、全産業合計の業況DIのマイナス幅も縮小した。 

景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好調、売上増加、消費回復、先行き期待という声が寄せられている。「県内主要企業の株価上昇など、全体的に景気は上向き傾向」(那覇・電気工事)、「製品販売価格の下落傾向が修正されつつあり、収益率が向上」(函館・水産食料品製造)、「個人消費は少しずつ上向いている」(松山・各種商品卸売)、「新車、中古車ともに売上は好調を維持しており、自動車整備の需要も拡大している」(袋井・その他の小売)、「三月から四月にかけて大規模な店舗改装を行う予定であり、来店者数・売上の増加につなげたい」(徳島・百貨店)、「新規得意先の増加により従業員の募集を行うも、他業種も好況で採用を強化しているのか、応募が皆無」(吹田・産業廃棄物処理)
【悪化への懸念】各業種から、引き続き業況低迷と先行きへの懸念を訴える声も寄せられている。「公共工事・民間工事ともに受注量が少ないうえに企業の設備投資の動きも鈍く、業況は厳しい」(赤穂・一般工事)、「今後、製材木製品の需要期を迎えるが、見積依頼などの引き合いは多くない」(山形・製材木製品製造)、「一部企業は前年をクリアしたが、多くの企業はコスト増で苦戦しており、企業間格差が一段と拡大」(京都・衣服・日用品卸売)、「顧客に高齢者が多く、大雪による来店者数減少の影響が大きい」(金沢・商店街)

ブロック別概況


【北海道】
洗濯業からは、消費者の節約ムードの高まりで売上の減少に加え、原油価格の高騰で採算は悪化傾向との声。【東北】農畜産水産物卸売業からは、業界内で「勝ち組」と「負け組」の二極化が進んでいるとの声。【北陸信越】旅館からは、大雪・寒波の影響で客足の減少に加え、大雪で設備等の損壊があり、補修費用がかさんでいるとの声。【関東】旅館からは、交通インフラが整備され、都心からのアクセスが向上した反面、日帰り観光客が増加しているとの声。【東海】工業用プラスチック製造業からは、売上・営業利益とも増加する等、中小企業でも景気の回復が感じられるとの声。【近畿】ニット生地製造業からは、厳しい寒さで春物衣料の発注が遅いのに加え、円安により輸入品の仕入コストが上昇しており、業況は厳しいとの声。【中国】製材木製品製造業からは、円安により輸入資材の仕入コストが上昇しているため、厳しい状況が続いているとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、昨年末より仕入コストの上昇分を徐々に販売価格へ転嫁できるようになっているとの声。【九州】商店街からは、百貨店の退店後、商店街への来街者が減少し、二店舗が閉店に追い込まれたとの声。

[八戸商工ニュース2006.03.20号掲載]