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2006年12LOBO調査結果

冬物の売上が低迷/マイナス幅は3か月ぶり拡大


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲二四・五)よりマイナス幅が〇・七ポイント拡大して▲二五・二となり、三カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。産業別の業況DIは、建設、卸売でマイナス幅が縮小したものの、他の三業種で拡大した。 

景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好転、売上増加、消費回復、先行き期待という声が寄せられている。「増改築工事が増加し、業況は好転していると感じている」(唐津・建築工事)、「受注が増加するとともに、販売単価の改善も同時に進行していることから、業況は好転していると判断できる」(横浜・他の輸送用機器製造)、「売上が対前年同月比で伸びてきており、今後、本格的な回復を期待している」(焼津・農畜産水産物卸売)、「お歳暮の客単価は、わずかではあるが上昇している」(松山・百貨店)。

【悪化への懸念】一方で、引き続き業況低迷、経費の増加による採算悪化を訴える声も寄せられている。「公共工事の減少に歯止めがかかる気配はなく、各業者ともに売上の減少傾向が続くと思われる」(土佐清水・土木工事)、「原材料の仕入コストや人件費が徐々に上昇し、採算を悪化させている」(長岡・鉄素形材製造)、「歳末商戦をきっかけに個人消費が回復するのを期待していたが、苦戦を強いられている」(倉吉・農畜産水産物卸売)、「冬物商品に動きが見られるものの、商店街全体としては、業況は低迷」(士別・商店街)、「年末年始は一年で最も忙しい時期であるはずだが、忘年会、新年会ともに予約は著しく減少している」(甲府・すし店)。

ブロック別概況


【北海道】
製材木製品製造業からは、原木価格は上昇しているが製品製材価格は低迷しているとの声。【東北】農畜産水産物卸売業からは、一部商品の漁獲規制が強まり、輸入商品の仕入単価上昇が懸念されるとの声。【北陸信越】ソフトウェアからは、企業の設備投資による需要が増加してきたとの声。【関東】農畜産水産物卸売業からは、野菜の価格が暴落し業況は厳しい。消費者の果物離れが進んでいるとの声。【東海】百貨店からは、宝飾品や高級雑貨が好調との声。【近畿】喫茶店からは、値上がり傾向にあった食材や包装容器等の価格は安定してきたとの声。【中国】旅館業からは、集客がないため年末年始に休業するホテルがあるとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、安定した受注を確保しており、業況は総じて順調に推移しているとの声。【九州】建築工事業からは、職人が不足している。若年者の雇用も思うようにいかず、衰退の危機を感じるとの声。

[八戸商工ニュース2007.1.20号掲載]