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2006年LOBO調査結果

業況DIは4か月ぶりに悪化/仕入コスト上昇が不安要因

 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲22.3)よりマイナス幅が1.3ポイント拡大して▲23.6となり、四カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。産業別の業況DIは、建設、製造、サービスでマイナス幅が縮小したものの、他の二業種で拡大した。

景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好調、売上増加、消費回復、先行き期待という声が寄せられている。「県の銘菓を作ろうという動きが生まれる等、購買意欲回復を背景にした新たな動きが見られる」(倉敷・パン・菓子製造)、「今後三カ月の先行き見通しは、夏季の観光シーズン到来を背景に冷菓・飲料水等の売上増加が期待される」(土佐清水・食料・飲料卸売)、「気温上昇で衣料品の動きが良く、ゴールデンウィークイベントの売上も好調であった」(長野・百貨店)、「宿泊予約やレストランの個人予約が好調」(京都・旅館)

【悪化への懸念】一方、各業種から、引き続き業況低迷と先行きへの懸念を訴える声も寄せられている。「業況低迷で、組合員の倒産・廃業による脱退が激増」(長崎・一般工事)、「年初の売上は前年実績を超えたが、四月以降は受注減少により前年並みに戻り、先行きは悪化する見通し」(士別・セメント・製品製造)、「原油価格の高止まりによる燃料や資材の仕入コスト上昇、並びに今後の金利動向が先行きの懸念材料」(袋井・茶・コーヒー製造)、「雨天の影響か、夏物衣料の受注が鈍く前年同月実績をクリアできない」(浜松・衣服・日用品卸売)、「郊外の相次ぐ飲食店開業による競争激化で客数が減少しており、一段と厳しい状況に陥っている」(境港・食堂・レストラン)

ブロック別概況


【北海道】
各種商品卸売業からは、公共事業の削減により、建築関連資材の売上が著しく減少したとの声。【東北】農畜産水産物卸業からは、輸入品の仕入価格が上昇傾向にあるとの声。【北陸信越】商店街からは、街路の景観修復事業が完成し、客数が増加したとの声。【関東】運送業からは、改正道路交通法による配送車輌の駐車違反対策に追われているとの声。【東海】自動車・付属品製造業からは、受注、生産共に順調であるとの声。【近畿】住宅建設は大手ハウスメーカーが優勢。一般工務店は相変わらず厳しいとの声。【中国】食堂・レストランからは、相次ぐ郊外型飲食店の出店により客数が減少したとの声。【四国】一般飲食店からは、燃料費の上昇に加え、野菜、豚肉、コーヒー豆の値上がりも続き、負担が増える一方との声。【九州】 船舶製造・修理業からは、三年間は受注が確保されているが、採算は厳しいとの声。

[八戸商工ニュース2006.06.20号掲載]