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2005年10月LOBO調査結果

業況DIは2か月ぶりに回復/依然漂う原油高の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲30.8)よりマイナス幅が1.6ポイント縮小して▲29.2となり二カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況DIは、卸売を除く四業種でマイナス幅が縮小。業況好調という声の一方、景気の停滞感、客数減少や客単価下落など消費低迷を訴える声が寄せられている。


景気キーワード


【回復への動き】 各業種から、業況好調との声も寄せられている。「民間工事で新築・改修等の発注が増加」(長崎・一般工事)、「受注、売上ともに堅調に推移し、一部では設備投資や従業員新規採用の動きも出ている」(高崎・自動車・附属品製造)、「販売努力により売上が増加」(京都・衣服・日用品卸売)、「景気回復マインドが地方にも普及してきた」(北上・百貨店)、「婦人服・婦人雑貨で売上高が微増。ウォームビズに期待している」(姫路・百貨店)。
【悪化への懸念】 各業種から、業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「前年度と比較し着工件数が下降し、十一月以降が不安」(帯広・建築工事)、「販売数量の減少と販売単価の下落に悩まされている」(石岡・農畜産水産物卸売)、「来客者数・客単価ともに落ち込んでおり、業況は依然として厳しい」(銚子・商店街)、「来店者がなく廃業する店が増えており業況に回復の兆しが見られない」(延岡・食堂・レストラン)。

ブロック別概況


【北海道】百貨店からは、オーバーストア状態が続き、既存店の売上維持が難しい状況との声。【東北】一般飲食店からは、行楽シーズンで売上は上昇しているが、仕入コストが上昇し、業況はやや厳しいとの声。【北陸信越】ソフトウェア業からは、受注量、売上は前年比微増であるが納入価格が低く採算は昨年と変わらないとの声。【関東】一般工事からは、アスベスト含有廃材の処理に頭を悩ませているとの声。【東海】百貨店からは、「愛・地球博」終了後、来客数・売上とも不振との声。【近畿】旅館からは、「愛・地球博」が終了し、団体客は回復傾向であるが、思っていた程は増えていないとの声。【中国】耐火物製造業からは中国からの輸入原料や燃料の価格が高騰しているとの声。【四国】製紙業からは、仕入コストが上昇しているが、販売価格へ転嫁できないとの声。【九州】水産食料品製造業からは、海外製品との競合により、売上は低迷しているとの声。

[八戸商工ニュース2005.11.20号掲載]