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2007年LOBO調査結果

業況DIは2か月ぶりに悪化/依然続く仕入コスト上昇


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲三二・〇)よりマイナス幅が一・六ポイント拡大して▲三三・六となり、二カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。
 産業別の業況DIは、卸売でマイナス幅が縮小したものの、他の四業種で拡大した。

景気キーワード


【悪化への懸念】
「公共工事は発注件数の前年割れが続き、民間工事も動きが鈍い。収益状況は依然として厳しい」(米子・一般工事)、「業況は四月、五月頃から悪化したまま変化がない。先行きの見通しが立たない状態である」(加茂・金属加工機械製造)、「在庫が増加傾向にある。市況全体が悪化している」(浦安・鉱物金属材料卸売)、「売上が悪化した。市内には元気のある小売業はない」(藤枝・その他の小売)、「大企業を中心に業況は好転しているとされるが、地方都市の中小零細業者は相変わらず苦しい」(豊岡・理容)

【仕入コスト上昇】「原油高および木材高の影響を受け、仕入単価が上昇している。業界は依然として厳しい」(石見沢・建築工事)、「原油価格の高騰により、ガソリン、紙、印刷資材の価格も値上がりしているが、販売価格への転嫁が難しい状況にある」(臼杵・印刷)、「鮮魚の仕入価格が上昇しており、先行きに不安を感じる」(境港・農畜産水産物卸売)、「ガソリン価格の高騰により仕入コストが増加。明るい兆しが全く見えない」(亀田・商店街)

【残暑の影響】「残暑の影響で売上は好調だった」(福島・商店街)、「残暑の影響で来店客数が多かった。来月も好天を期待している」(赤穂・喫茶店)、「九月に入っても残暑が厳しく全館的に秋物商品の動きが冴えない」(水戸・百貨店)、「九月に入っても三十度以上の日が続き、秋物商品が不振」(豊川・百貨店)、「異常なまでの残暑が客足を遠のけているのではないかと思えるほど売上に響いている」(会津喜多方・理容)

ブロック別概況


【北海道】百貨店からは、商品仕入高、少子化による採用難や競合の激化など業況は厳しいとの声。【東北】一般工事業からは、一般競争入札に移行のため請負金額相当の利益を確保できる工事が少なく経営が厳しいとの声。【北陸信越】電子部品製造業からは、原油高・円高・北米の経済状況の影響から、先行きは不透明との声。【関東】各種商品卸売業からは、台風の影響により、野菜等食材の価格は上昇傾向との声。【東海】非鉄素形材製造業からは、四月に行った製品価格の値上げを再度検討しなければならない状況との声。【近畿】ニット生地製造業からは、石油系原料の高騰により、秋冬物への影響が懸念されるとの声。【中国】建築材料卸売業からは、住宅着工数が減少し、倒産業者も出るなど不況が続くとの声。【四国】一般産業用機械業からは、機械加工関係は安定操業が続いており、ほぼフル稼動の状態との声。【九州】家具製造業からは、需要が伸びず、倒産が相次ぐなど業況は非常に厳しいとの声。

[八戸商工ニュース2007.10.20号掲載]