【回復への動き】 各業種から、業況好調、先行き期待という声が寄せられている。「民間工事のうち、個人住宅は需要があり好調を保っている」(静岡・一般工事)、「積極的な設備投資を行う事業者が出てきており、労働力確保にも力を入れている」(相模原・金属加工機械製造)、「受注が増加傾向にあり、今後も引き続き好調が予想される」(西条・建設・建築用金属製造)、「年末年始に向けて、荷動きが活発化する気配があり、忙しくなりそう」(倉敷・農畜産水産物卸売)、「歳暮の受注に期待している。前年を若干でも上回りたい」(松山・百貨店)、「これから迎える忘年会・新年会の予約に期待したい」(野田・すし店)、「忘年会など宴会部門の売上増を期待したい」(那覇・旅館)
【悪化への懸念】 各業種から、業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「資材の仕入コストが上昇しているものの、請負単価に転嫁できず、厳しい状況になっている」(秋田・管工事)、「受注は確保しているものの、採算面で厳しい状態が続いている」(相生・船舶製造・修理)、「受注量は横ばいか少し増えると思うが、原油価格高騰等により資材の仕入コストが上昇したままで、先行きが不安」(伊万里・産業用電気機械製造)、「大手の同業者の中には業績の良い企業もあるが、地方の中小企業では景気回復の気配が感じられない」(倉吉・農畜産水産物卸売)、「依然、来店者数は減少傾向で、景気が上昇するような気配はどこにもない」(中津川・商店街)、「毎年、民間企業からの予約が減少し続けており、客単価も下落している」(川崎・食堂・レストラン)
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