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2005年11月LOBO調査結果

業況DIは2か月連続でマイナス幅拡大/依然漂う原油高等の不安要因


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲29.2)よりマイナス幅が0.2ポイント縮小して▲29.0となり、二カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 業種別の業況DIは、製造、サービスでマイナス幅が拡大したものの、他の三業種で縮小したため、全産業合計の業況DIのマイナス幅も若干縮小した。

景気キーワード


【回復への動き】 各業種から、業況好調、先行き期待という声が寄せられている。「民間工事のうち、個人住宅は需要があり好調を保っている」(静岡・一般工事)、「積極的な設備投資を行う事業者が出てきており、労働力確保にも力を入れている」(相模原・金属加工機械製造)、「受注が増加傾向にあり、今後も引き続き好調が予想される」(西条・建設・建築用金属製造)、「年末年始に向けて、荷動きが活発化する気配があり、忙しくなりそう」(倉敷・農畜産水産物卸売)、「歳暮の受注に期待している。前年を若干でも上回りたい」(松山・百貨店)、「これから迎える忘年会・新年会の予約に期待したい」(野田・すし店)、「忘年会など宴会部門の売上増を期待したい」(那覇・旅館)
【悪化への懸念】 各業種から、業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「資材の仕入コストが上昇しているものの、請負単価に転嫁できず、厳しい状況になっている」(秋田・管工事)、「受注は確保しているものの、採算面で厳しい状態が続いている」(相生・船舶製造・修理)、「受注量は横ばいか少し増えると思うが、原油価格高騰等により資材の仕入コストが上昇したままで、先行きが不安」(伊万里・産業用電気機械製造)、「大手の同業者の中には業績の良い企業もあるが、地方の中小企業では景気回復の気配が感じられない」(倉吉・農畜産水産物卸売)、「依然、来店者数は減少傾向で、景気が上昇するような気配はどこにもない」(中津川・商店街)、「毎年、民間企業からの予約が減少し続けており、客単価も下落している」(川崎・食堂・レストラン)

ブロック別概況


【北海道】旅館からは、自動車の耐寒テストを行うため、自動車メーカーの従業員が多く宿泊する季節に入り、先行きに期待しているとの声。【東北】百貨店からは、テナントの一部に人材不足がみられるとの声や冬物商品全般の動きが良いとの声。【北陸信越】その他の金属製品製造業からは、北米向けの建設機械や自動車が好調であるとの声。【関東】建築工事からは、人手が不足している大手企業でこなし切れない仕事がまわってきているため、受注は増加しているとの声。【東海】工業用プラスチック製造業からは、金型製作については多忙を極めており海外への外注によりなんとか凌いでいる状況であるとの声。【近畿】タイヤ・チューブ製造業からは、生産は好調なものの、資材の高騰分を製品価格に転嫁できず、苦戦を強いられているとの声。【中国】製材木製品製造業からは、中国の需要増と最近の円安傾向を受け、輸入木材の単価が高騰しており採算が悪化しているとの声。【四国】印刷業からは、年賀状の受注が減少傾向にあるとの声。【九州】食料・飲料卸売業からは、ペットボトルに押され、お茶の売上が伸びないとの声。