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2006年LOBO調査結果

業況DIは三か月ぶりに回復/続く仕入コストの上昇

 
 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲27.5)よりマイナス幅が3.5ポイント縮小して▲24.0となり、三カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。産業別の業況DIは、卸売でマイナス幅が拡大したものの、他の四業種で縮小した。
景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好調、売上増加、消費好調、先行き期待という声が寄せられている。「デジタル家電や自動車部品、メモリーカード等の受注は依然高い水準を保っている」(中野・工業用プラスチック製造)、「来店者数、販売単価が前年同月を上回っており、景気回復による所得増加が旺盛な購買意欲、積極的な消費活動へとつながったと思われる」(静岡・百貨店)、「市内の工場で行われている設備の定期点検関係者が大量に宿泊しており、売上は前年同月比で増加している」(今治・旅館)

【悪化への懸念】一方、業況低迷や資金繰り悪化など先行きへの懸念を訴える声も寄せられている。「資金を借り入れる際、金融機関から受注計画の提出を求められるが、公共事業の激減で受注計画が立てられず、資金調達もままならない」(甲府・一般工事)、「仕入価格や借入金利の上昇に対して販売価格を値上げすることは困難であり、採算は悪化する見込みである」(山形・鉄素形材製造)、「雨の影響を受けて家電・夏物衣料の売上が不振であるとともに、野菜や果物の仕入価格が値上がり傾向にある」(赤穂・百貨店)、「梅雨が長引いて天候が悪い日が続いたせいか、冷たい飲料の売上が悪く、売上増加は期待できない」(川之江・他の一般飲食店)

ブロック別概況


【北海道】
洗濯業からは、石油製品の値上がりがきつい。燃料費ばかりがかさみ利益が出ないとの声。【東北】農畜産水産物卸売業からは、輸入品の仕入価格が上昇している。一部の商品は、中国での需要が増加したため販売価格が上昇しているとの声。【北陸信越】工業用プラスチック業からは、デジタル家電、自動車部品、メモリーカードが好調に推移していたが、七月に入り受注量が若干減少したとの声。【関東】金属加工機械業からは、ゼロ金利政策解除に伴う借入金利の上昇が懸念されるとの声。【東海】百貨店からは、飲料水、衣料品が不調。宝飾、着物など高額商品は好調との声。【近畿】商店街からは、大企業、中堅企業の業況は回復しているようだが、地方の商店街はまだまだ冷え切っているとの声。【中国】その他の小売業からは、薄型・大型テレビが売れている。高額商品の売上が安定しているとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、業況は好調を維持しているが、原材料価格の高騰が収益を圧迫しているとの声。【九州】船舶製造・修理業からは、仕事量は充分に確保されているが、採算面では厳しいとの声。

[八戸商工ニュース2006.08.20号掲載]