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2008年2LOBO調査結果

仕入コスト上昇で厳しさ続く/中国製冷凍商品も影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は大幅に悪化した一月(▲四七・九)から、ほぼ横ばいの▲四七・五となった。産業別の業況DIは、卸売でマイナス幅が拡大し、建設、製造、小売でほぼ横ばい、サービスでは縮小した。


景気キーワード


【更なる悪化への懸念】「今後も公共工事の減少が予想され、売上の悪化を懸念」(蕨・一般工事業)、「建築資材の更なる値上げが予定されるなど、今後も厳しい状況が続く見込み」(三条・建築工事業)、「四月からメーカーが原材料価格の値上げを予定しており、厳しい状況となる見込み」(西尾・鉄素形材製造業)、「前年同月比の売上が二五%減少。今後は更なる悪化を懸念」(銚子・その他の小売業)、「原材料価格の上昇に伴い料金の改定を検討しているが、来客数・売上の減少が見込まれ厳しい状況」(福山・食堂・レストラン)

【仕入コストの上昇】「原料となる大豆の高騰に対し、価格転嫁ができず採算が悪化」(水戸・食料品製造業)、「燃料が史上最高値の水準で上昇しており、今後への影響を懸念」(岡山・耐火物製造業)、「鋼材、燃料価格の大幅な値上がりにより、収益の確保は厳しい状況」(直方・鉄素形材製造業)、「小麦など食料品価格上昇の影響により、売上が悪化」(苫小牧・その他の小売業)、「原油価格の高騰による消費者の先行き不安から、来客数が減少」(境港・食堂・レストラン)

【中国製冷凍食品の影響】「冷凍食品の売上が大幅に減少」(会津若松・百貨店)、「中国関連の素材・製品を消費者が敬遠」(臼杵・その他の小売業)、「飲食店の国内産野菜への需要が増加し、仕入価格が上昇」(四日市・その他の小売業)、「国内産加工食品への需要の増加により、受注が上昇傾向」(函館・水産食料品製造業)

ブロック別概況


【北海道】一般工事業からは、公共工事の減少により、厳しい状況が続いているとの声。【東北】家具製造業からは、金利負担が重荷となり経営を圧迫との声。【北陸信越】自動車・附属品製造業からは、北米向けの輸出が減少との声。【関東】百貨店からは、寒さが厳しく、婦人服を中心に春物衣料の売上が低迷との声。【東海】ソフトウェア業からは、期末に向けて好材料が見当たらず、厳しい状況との声。【近畿】百貨店からは、寒さの影響で防寒衣料や家電暖房用品の売上が好調との声。【中国】農畜産水産物卸売業からは、漁獲量の減少により、魚の価格が高騰し、採算が悪化との声。【四国】商店街からは、高齢化や人口減少の影響により、来客数・売上が減少との声。【九州】一般工事業からは、入札制度の改正が予定されており、今後は受注の確保が一段と厳しくなる見込みとの声。

[八戸商工ニュース2008.03.20号掲載]