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2006年4LOBO調査結果

業況DIは3か月連続で回復/続く原油・素材価格高騰

全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要が見られた平成九年三月調査(▲18.6)以来の高さとなった前月水準(▲23.5)よりマイナス幅が1.2ポイント縮小して▲22.3となり、三カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、建設、製造でマイナス幅が拡大したが、他の三業種で縮小した。


景気キーワード

【回復への動き】
各業種から、業況好調、売上増加、消費回復、先行き期待という声が寄せられている。「受注・採算ともに順調に推移し、一部企業が設備投資を実施するなど、久々に明るい兆しがある」(松山・一般産業用機械)、「工作・建設機械を中心に受注量は増加傾向にあり、今後の課題として従業員確保を掲げる声が多い」(金沢・その他金属製品製造)、「店舗改装効果で一時増加した来店者数が徐々に落ち着いてきた中でも、売上は好調を維持している」(水戸・百貨店)、「グループや家族連れの来客者が増加しており、来月も大型連休の客の入りに期待している」(赤穂・旅館)
【悪化への懸念】各業種から、引き続き業況低迷と先行きへの懸念を訴える声も寄せられている。「前年と比較して受注が減少し採算は悪化したまま推移し、仕入コストも上昇している」(福島・建築工事)、「受注量は確保しているが、受注価格が低く利益を上げるのに苦労している」(相生・船舶製造・修理)、「販売価格の低下や原油価格高騰による仕入コスト上昇に見舞われ、業況は悪化」(川之江・紙製造)、「当社は苦境に喘ぐ建設業との取引が多く、先行きの見通しは暗い」(川崎・建築材料卸売)、「近隣の大型店に消費者が引き寄せられ、当商店街に景気回復感はない」(美濃加茂・商店街)

ブロック別概況


【北海道】
商店街からは、新規開業者に対する貸付支援の強化を望む声が高まっているとの声。【東北】百貨店からは、原油価格の高騰等の影響が懸念され、明るい見通しには至らないが、一部の高額商品に動きが見られるとの声。【北陸信越】大工工事からは、市町村合併の影響により、六月にならないと公共工事の発注が見込めないとの声。【関東】建築工事からは、職人の高齢化が進み、廃業が多くなっているとの声。【東海】織物製造業からは、広幅・小幅織物は好調さを維持しているが、ガーゼ織物等は依然中国からの輸入品に押され苦戦しているとの声。【近畿】各種商品卸売業からは、米国産牛肉の輸入再停止を受け、連休の国産牛肉および豚肉の供給不足による卸値の上昇が懸念されるとの声。【中国】畳製造業からは、建築において年々和室が減少しており業況は厳しいとの声。【四国】一般産業用機械製造業からは、自動車等の好調により、関係事業所の受注・収益が増加している一方、企業間格差の拡大も進行しているとの声。【九州】船舶製造・修理業からは、造船業界として約二年分の受注は確保されているものの、中小企業は依然として苦しい状況が続く見通しとの声。

[八戸商工ニュース2006.05.20号掲載]