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2006年11LOBO調査結果

業況DIはマイナス幅が縮小/続く仕入コスト高


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲25.2)よりマイナス幅が0.7ポイント縮小して▲24.5となり、二カ月連続でマイナス幅が縮小した。産業別の業況DIは、建設、卸売でマイナス幅が拡大したものの、他の3業種で縮小した。


景気キーワード


【回復への動き】
各業種から、業況好転、売上好調、消費回復、先行き期待という声が寄せられている。「高級素材が好評でヨーロッパからの引き合いもあり、昨年同月比で業況は若干ではあるが好転していると言える」(米沢・織物製造)、「原油価格高騰が落ち着き仕入コスト上昇傾向に歯止めがかかったのに加え、市が支出する助成金の活用により設備投資も活発化している」(相模原・金属加工機械製造)、「納品価格引き下げ要求を受けているものの、ホームセンター向けの売上は昨年同月と比べて好調に推移している」(三木・他の卸売)、「鍋料理の材料の売上が伸び始めるとともに、クリスマスやお歳暮向けギフトも好調」(草津・百貨店)、「業況好転への動きがわずかに見え始めており、今後、年末年始の忘年会や新年会の予約に期待している」(西条・食堂・レストラン)。

【悪化への懸念】一方で、公共工事の減少や競争激化、消費低迷などを訴える声も寄せられている。「本県の建設業界は公共事業が頼りだが、今後も予算の減額が見込まれており、当分は厳しい状況が続く」(甲府・一般工事)、「繁忙期に入り売上高は伸びているが、借入金利の上昇や燃料費高止まりなどコスト増加が懸念される」(士別・セメント・製品製造)、「コンビニエンスストアの増加により得意先である地元の小売店舗の閉店が続いているため、売上高が減少している」(土佐清水・食料・飲料卸売)、「暖冬予想の影響を受け、冬物衣料の売上が今ひとつといった感を受けている」(豊橋・商店街)、「インターネット経由の予約増加による手数料などコスト負担が多くなっており、宿泊料金への転嫁を考えているが、現状では難しい」(福山・旅館)。

ブロック別概況


【北海道】
百貨店からは、金利の上昇や、人手不足に伴うパート社員の時給アップなど、コスト増要因が懸念されるとの声。【東北】織物製造業からは、高級素材が好評。昨年より売上が伸びたとの声。【北陸信越】旅館業からは、昨年より好調だが、先行きは不安であるとの声。【関東】家具製造業からは、国産家具のシェアは苦戦を強いられている。中でも、中小家具販売店の淘汰が急速に進んでいるとの声。【東海】陶磁器・同関連製品製造業からは、中国製品の輸入が増加したことにより業況は厳しいとの声。【近畿】旅館業からは、高額商品の人気が高く、売上は好調であるとの声。【中国】船舶製造・修理業からは、受注量が徐々に増加し、契約単価も上昇してきているとの声。【四国】喫茶店からは、飲酒運転の取締り強化の影響か、来客数が少なく売上が激減したとの声。【九州】電気工事業からは、メーカー等の大規模な設備投資計画が出てきており、受注が増加傾向にあるとの声。