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2005年12月LOBO調査結果

景況は3か月連続で改善/依然続く原油高の影響


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲29.0)よりマイナス幅が3.9ポイント縮小して▲25.1となり三カ月連続でマイナス幅が縮小した。
 業況DIは、平成十四年一月を谷とする今回の景気拡大局面において平成十六年七月の水準(▲25.7)を超え、最も高い数値を示した。業種別の業況DIは、建設でマイナス幅が拡大したものの、他の四業種で縮小した。

景気キーワード


【回復への動き】 各業種から、業況好調という声が寄せられている。「業況は依然厳しいが、年度後半の受注増加を期待」(一宮・一般工事)、「建設機械や産業機械関係が好調で、大手の下請企業でも設備投資が活発」(金沢・他金属製品製造)、「顧客増加で売上を安定的に確保。消費者の購買意欲の高まりを感じる」(焼津・農畜産水産物卸)、「クリスマスギフトの需要が発生する時期が例年よりも早く、消費マインドが上向きつつある」(中津川・商店街)、「忘年会シーズンは、曜日により来店者数に差があるが、全体としては好調」(伊那・食堂・レストラン)「忘年会シーズンの予約数・来店者数は昨年より増加傾向」(橿原・旅館)
【悪化への懸念】 各業種から、業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「競争激化と仕入コスト上昇で採算が好転せず、来年初めの受注量も少ない」(帯広・一般工事)、「県外から進出した店舗が増え、他地域から商品を仕入れるために売上が減少」(川之江・食料・飲料卸売)、「年末を迎えても経営環境は改善せず、商店街全体の活力が減退」(館山・商店街)、「耐震構造計画書偽造問題による建物使用禁止が管理業務中止に繋がり、悪影響はビルメンテナンス業界にも波及」(京都・建物サービス)

ブロック別概況


【北海道】百貨店からは、コート等の冬物衣料やクリスマスギフトが好調との声。【東北】織物外衣製造業からは、加工単価が上がらず、資金繰りに苦しむ企業があるとの声。【北陸信越】通信機械器具製造業からは仕事量は十分にあるが、人手不足もみられ、工場を増設するにも人材の確保に苦慮しそうであるとの声。【関東】金属加工機械製造業からは団塊の世代の大量退職を目前に、技術の伝承を課題と考える経営者が多く、新卒・中途の採用を検討する事業所も多いとの声。【東海】工業用プラスチック製造業からは、設備更新や増設の話題が聞かれるなど、中小企業においても好況感が徐々に感じられつつあるとの声。【近畿】繊維機械製造業からは、急激な円高が懸念材料となっているとの声。【中国】製材木製品製造業からは、中国の需要増で木材の輸入単価が上昇し、採算が悪化しているとの声。【四国】土木工事からは、県発注の公共工事が減少しているとの声。【九州】小売業からは、郊外型大型商業施設のオープンにより、売上は減少傾向にあるとの声。

[八戸商工ニュース2006.01.20号掲載]