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2005年9月LOBO調査結果

業況DIはマイナス幅拡大/続く景況の先行き不透明感


 全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲28.9)よりマイナス幅が1.9ポイント拡大して▲30.8となり、三カ月ぶりにマイナス幅が拡大した。
 業種別の業況DIは、卸売を除く四業種でマイナス幅が拡大。依然、公共事業の縮小、原油・素材価格の高騰による景況の停滞感、先行き不透明感や客単価の下落など消費の低迷を訴える声が寄せられている。

景気キーワード


【回復への動き】 各業種から、業況好調との声も寄せられている。「受注価格値上げが実現し、業況が好転」(草津・自動車・附属品製造)、「木材市場で荷動きが少し活発になってきた」(水俣・製材木製品製造)「小売店の客単価が徐々に上がっている影響を受け、卸売業者も売上が増加し、収支が改善」(福島・農畜産水産物卸売)、「婦人服を中心に季節物も好調を維持し、少しずつ消費が上向き」(金沢・百貨店)、「来客数が多く、売上は比較的好調。ここ数ヶ月値上がり傾向にあった鶏卵の価格も落ち着いてきた」(赤穂・喫茶)
【悪化への懸念】 各業種から、引き続き業況の悪化と先行きへの懸念を訴える声が寄せられている。「公共・民間ともに需要が少なく、企業の設備投資の動きも鈍いため、業況は厳しい」(赤穂・一般工事)、「全体的に荷動きが鈍いうえに量販店が中国製品を取り扱っているため、苦戦している」(四日市・他の卸売)、「同じ地域の大型ホテルの撤退が決まり業界自体の先行きに不安を感じる」(千葉・旅館)

ブロック別概況


【北海道】百貨店からは、包装資材等の高騰分を販売価格に転嫁できず、厳しい状況との声。【東北】一般工事からは、受注難は限界に近く、管内では優良業者の廃業も生じているとの声。【北陸信越】金属加工機械製造業からは、需要は好調に推移。コスト上昇による採算悪化も売上増加でカバーできる見通しとの声。【関東】輸送用機器製造業からは、特殊技術のある事業所は受注量や利益の増加もみられるが、ほとんどの事業所は高稼働でも利益がでない状況との声。【東海】鉄素形材製造業からは、黒字企業の割合が増加するなど、中小零細企業にも大企業の好況ぶりが波及しているとの声。【近畿】自動車・付属品製造業からは、受注価格の値上げを実施したため、業況が好転しているとの声。【中国】旅館からは、造船関係者の宿泊で売上は増えたが、重油の値上がりによるコスト増加が先行きへの不安材料との声。【四国】食料品製造業からは、乾麺の消費量が減少しているため、売上が減少しているとの声。【九州】商店街からは、通行客は若干増加しているが、購買には結びついていないとの声。

[八戸商工ニュース2005.10.20号掲載]