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2007年LOBO調査結果

業況DIは3か月ぶり改善/拡がる金利引上げへの懸念


全産業合計の業況DI(前年同月比ベース、以下同じ)は、前月水準(▲28.0)よりマイナス幅が0.2ポイント縮小して▲27.8となり、三カ月ぶりにマイナス幅が縮小した。
 産業別の業況DIは、建設、卸売、小売でマイナス幅が拡大したものの、他の二業種で縮小した。

景気キーワード


【景気一進一退】
業況好調、先行き期待という声が寄せられている。 「一部の事業所では、受注量の増加や従業員の採用など前向きな動きが見られる」(各務原・金属加工機械製造)、「春にかけて卒業・入学のお祝いなど春特有の需要に期待したい」(上田・他の一般飲食店)、「公共事業の縮小により先行き不透明感が強く、特に中小零細事業者に対する影響は大きい」(甲府・一般工事)。

【暖冬の影響】暖冬による業況低迷を訴える声がある一方、暖冬の好影響を挙げる声も聞かれている。 「降雪量の減少により除雪作業が皆無で資金繰りに悪影響が出ている」(沼田・一般工事)、「鍋料理に利用する食材の売れ行きが悪い」(福島・農畜産水産物卸売)、「暖冬により降雪量が少なく来店者数が増加」(青森・百貨店)、「良い天気が続き観光客の来館も多く、業況は若干ではあるが好転」(金沢・旅館)、「トラックの燃料である軽油価格が下落傾向にあるとともに、暖冬の影響で飲料製品の荷動きが好調」(石岡・その他サービス)。

【借入金利引き上げ懸念】借入金利引き上げへの懸念を訴える声も聞かれている。 「エネルギーコストの低減分が借入金利負担の増加で相殺されることを懸念している」(金沢・織物)、「借入金利が引き上げられた場合、企業の設備投資が減少する恐れがある」(相模原・金属加工機械製造)、「資金繰りを考える上で、金利上昇への動きに対する警戒感が強い」(福島・農畜産水産物卸売)、「次回の日銀による金利引き上げ決定がいつ行われるかに注目している」(札幌・百貨店)。

ブロック別概況

【北海道】セメント・製品製造業からは、今後金利が上昇してくるため、経費削減し利益確保に努めたいとの声。【東北】金属加工機械業からは、電子部品、半導体に生産調整の動きがあるとの声。【北陸信越】金属加工機械業からは、ステンレス材の値上がりがコストアップの要因になっているとの声。【関東】運送業からは、景気の回復基調と連動し、荷動きも若干の好転が見られるとの声。【東海】その他の窯業・土石製造業からは、主力出荷先である鉄鋼業が好調との声。【近畿】暖房装置・配管製造業からは、銅、ステンレス、アルミ等の価格上昇は今後も続くだろうとの声。【中国】船舶製造・修理業からは、受注単価は少しずつ上がってきている。全体的には人手不足との声。【四国】紙製造業からは、古紙やパルプ等の原料が値上がりする一方、製品価格に転嫁できず厳しい状況との声。【九州】商店街からは、消費者の財布の紐は固いとの声。

[八戸商工ニュース2007.03.20号掲載]